【亀山市】賃貸仲介業者とは？賃貸契約に出てくる業者の種類

アパートやマンションの賃貸契約を行う際、物件を紹介する賃貸仲介業者と物件を管理している管理会社、保証会社など、様々な業者とかかわることになります。それぞれになっている役割が異なるため、賃貸契約の前に覚えておきましょう。

賃貸仲介業者

条件に合った賃貸物件を探して、契約手続きなどを行う業者です。入居者を探している大家さんと、物件を探している借主の間に入り、双方をサポートします。

また、一口に賃貸仲介業者といっても、全国展開している大手賃貸仲介業者や地域の物件を扱う地元密着型の賃貸仲介業者があります。業者の数が非常に多いため、利用する際はランキングサイトや口コミサイトなどで評判をチェックしましょう。

管理会社

大家さんの代わりに、物件の管理を行っている業者です。例えば、建物の維持管理やトラブル対応、家賃の回収など、入居後のサポートを行っています。管理会社は大家さんと契約を行っているため、借主が選ぶことはできません。

保証会社

万が一家賃が支払えなくなってしまった際に、借主に代わって支払いを行う業者です。基本的に不動産会社が指定した保証会社を利用することになっており、1ヶ月の家賃の30～100％を支払って1年ごとに更新します。

物件の所有会社

物件の所有者＝大家さんというイメージが強いですが、物件の所有者が個人ではなく企業ということもあります。しかし、企業所有の賃貸物件を借りる際、所有会社とはほとんど接する機会はありません。

賃貸ポータルサイトの運営会社

賃貸ポータルサイトとは、各賃貸仲介業者が扱う物件を掲載しているサイトです。ネットで物件を探す際、使ったことがあるという方も多いでしょう。大手賃貸仲介業者はもちろん、地元密着型の賃貸仲介業者も、自社で取り扱う物件を賃貸ポータルサイトへ掲載しています。稀に賃貸ポータルサイトを不動産会社だと思っている方もいらっしゃいますが、あくまで物件情報を掲載しているだけで、賃貸契約に直接かかわることはありません。賃貸ポータルサイトによっては、人気の間取りや物件ランキングなどを紹介していることもあるため、参考にするのがおすすめです。

【亀山市】賃貸仲介業者の選び方

たくさんの賃貸仲介業者があるため、どの業者を利用すべきか困ってしまうこともあるでしょう。特に1つの賃貸物件を複数の賃貸仲介業者が取り扱っている際は、どの業者へ依頼すべきか迷ってしまう方は多いです。

そこでこちらでは、賃貸仲介業者の選び方をご紹介いたします。以下のポイントをチェックして、よりよい業者を選ぶのがおすすめです。

営業時間・定休日

主に物件探しを行う時間帯に空いている業者を選びましょう。物件探しでは、担当スタッフと連絡を取り合ったり、店舗へ足を運んだりすることが多いです。ライフスタイルと営業時間・定休日が合わない場合、仕事に支障をきたす恐れがあるだけでなく、物件探しも難航してしまいます。

口コミ

利用前にランキングサイトなどで口コミをチェックしましょう。SNSはもちろん、店舗情報が掲載されているサイトや口コミサイトには、実際に利用したお客様の声が載っています。店舗からの返信があれば、その内容や対応についても確認しておくのがおすすめです。

免許更新回数

賃貸物件の仲介を行うには宅地建物取引業となるため、賃貸仲介業者はそれぞれ免許番号があり、5年ごとに更新を行う必要があります。もちろん、更新回数が多いほどいいというわけではありませんが、不動産業者は廃業率が高いため、一つの参考になるでしょう。免許更新回数は、免許番号の頭についているカッコの内の数字、または国土交通省が提供している建設業者・宅建業者等企業情報検索システムで確認できます。

スタッフの対応

同じ業者でも、スタッフによって対応力が異なります。知識や経験が多いスタッフは、不安や疑問に対して丁寧に対応するだけでなく、希望の条件に近い物件の提案を行うことが可能です。契約を急かす、質問に対する答えが不十分など、対応に不満がある場合は、その業者での契約は避けたほうがいいでしょう。ランキングサイト・口コミサイトなどでスタッフの対応についてチェックするのもおすすめです。

【亀山市】賃貸仲介業者に支払う手数料とは？

賃貸物件を契約すると、賃貸仲介業者へ仲介手数料を支払う必要があります。

これは、物件案内や契約条件の交渉、重要事項の説明、契約締結などの取引を成立させてくれた業者に対価として支払う手数料です。「できるだけ諸費用は安い方がいい」という方も多いですが、この仲介手数料は賃貸仲介業者の取り分となります。仲介手数料が安い、または無料ということは、賃貸仲介業者の取り分がなくなるということなのです。

しかし、なかには仲介手数料が安い物件もあり、「入居後に何かあるのでは？」と不安に感じてしまう方もいらっしゃるでしょう。

宅地建物取引業法では、賃貸契約に関する仲介手数料の上限は、貸主である大家さんと借主から受け取る合計額が家賃1ヶ月分＋消費税と定められています。仲介手数料が安い物件は、大家さんから仲介手数料を受け取っている、または初期費用の他の項目でバランスをとっている可能性があります。その一つが礼金です。一般的に、礼金は大家さんへのお礼として支払うものですが、礼金を高めに設定することで、仲介手数料が安い業者もあります。

また、自社管理物件の場合は、仲介手数料が無料、または安いケースが多いです。仲介手数料がなくなっても毎月の家賃収入が得られるためほとんど問題はありません。

このように、仲介手数料が安い＝お得な物件ではない、ということを覚えておきましょう。少しでも初期費用を抑えたい場合は、敷金・礼金などの初期費用の総額を確認することが大切です。

【亀山市】賃貸仲介業者と内見に行くなら覚えておきたいポイント

賃貸仲介業者と内見に行くなら、以下のポイントをチェックしておきましょう。気になる点がある場合は、その場で確認しておくのがおすすめです。

騒音・におい

上下左右の部屋からの騒音やにおいが気にならないか、周辺に騒音や悪臭の原因となる施設はないかということは確認しておきましょう。間取りや立地などを重視しがちですが、生活していくうえで騒音・においは重視しておきたいポイントです。アパートやマンションの構造によっても音の響きにくさは変わってきます。

日当たり・風通し

快適な生活を送るために、日当たりと風通しのよさは重要です。日当たりが悪いと梅雨時期にカビが発生してしまう恐れもあるため、窓を開けたり、周辺にある建物の高さなどを確認したりしてチェックしておきましょう。

ゴミ出しルール

物件や地域によってゴミ出しのルールは異なります。毎週決まった曜日に出すのが一般的ですが、物件によっては24時間いつでもゴミ出しができるところもあるため、生活サイクルが不規則な方はチェックしておくのがおすすめです。

設備

設備の状態も重要なポイントです。エアコン完備の物件でも、古い場合は電気代が高くなってしまいます。また、一人暮らしの場合は、郵便受けの中身を他人が勝手に出し入れできないタイプだと安心できるでしょう。よくスマホやパソコンを利用するという方は、インターネット環境が完備されている物件がおすすめです。

事故物件でないか

事故物件の告知についてのルールは非常に曖昧です。入居者から尋ねられない限り教えてくれない業者もあるため、事前に確認しておくと安心できるでしょう。

部屋の傾きの有無

内見時には気にならなかったものの、生活してみると部屋が傾いていたということもあります。傾いた部屋で生活していると体調不良を招く可能性もあるため、事前に確認しておきましょう。特に築年数が経過している木造物件はチェックすることが大切です。

電波状況

物件の構造や周囲の建物の影響によって、電波の入りが悪いこともあります。ご自身が使っている携帯電話の電波がしっかり入るかあらかじめ確認しておきましょう。

傷・汚れの有無

最初からある傷・汚れでも、事前に確認がなかった場合は退去時に修繕費用を請求されてしまう可能性があります。内見時に傷や汚れの有無をすべて確認するのは難しいですが、気になる箇所がある場合は担当スタッフと一緒にチェックしておくことが大切です。